2007.05.17 Thursday
村上ラヂオ /村上春樹、大橋歩
村上ラヂオ
村上 春樹, 大橋 歩
2007年05月15日:隣市地方図書館
2007年05月29日:返却予定
雑誌ananに1年に渡り連載したエッセイを、一冊の本に集めたものらしい。基本的に女性誌なので、随分と気を使ったらしいのだけど、そのせいなのか、とても読みやすく、中性的な表現の多いエッセイだったように思う。
僕としては、村上春樹らしく、内容も面白かったように思うんだけど、ちょっとナヨイ感じが、一般読者にはどう取られるのかは、分からない。
小説にしろ、エッセイにしろ、あまり戦闘的ではない、穏やかな村上春樹の方が好きな僕だから、向いていたと言える。
ちょうど、「ねじまき鳥...」を、折を見て再読中の訳だけど、この小説はどちらかと言うと暴力的な表現が多く、その衝動にさいなまれる主人公の心が、とても危険に感じられる、村上春樹としては珍しい作品だと思っている。それでも、基本的にはその暴力を肯定している訳でなく、むしろ絶対否定しているような部分が強く、僕はこの小説が結構気にいっている。しかし、その危険をはらんだ行動や衝動を感じつつ、不安を抱えて読むのは意外と疲れるのも確かだ。それだけに、このエッセイがそのような心だけでなく、世の中を助けているようにも感じらるのが良かった。
頭の中をめぐる音楽: Mompou...Jazzyな何かと、フツーのJazzと...
日常:昨日の夜からちょっと雰囲気が有ったけど、案の定(と言うか予報どおり?)朝から雨降り。ちょうど大雨の時間帯に家を出て、駅につくと、見事に電車が止まっている...なんだかなぁ〜(ーー;)。ま、しょうがない。
朝とお昼にひどく降った割に、午後3時頃にはからりと晴れて、日差しがまぶしいが、意外と気温が上がらない。
読書:「村上ラヂオ」
今日のiPod:...色々シャッフル中
今日のCD:...
万歩計:6390
ピアノ:...
僕の刺繍:...
カミさんの刺繍:...