2009.10.18 Sunday
スタインウェイピアノのゆくえ - 磻田 耕治
スタインウェイピアノのゆくえ
磻田 耕治
1週間ほど前に、Amazonで購入:
基本的にスタインウエイが最も良い、最高のピアノ、と言う価値観を持って書かれています。新しいスタインウエイを含め、他社のピアノを酷評する口調は、少し笑いを持って読んでしまうほど、きつい物だったりしますので、その点は覚悟が必要かも知れません。
ですので、他社の評価をどう理解するかに注意が必要かも知れませんが、内容的にはとても面白い物でした。特に、スタインウエイに限らず、現代のピアノ製造業界の置かれている状況を理解するには、とても良い参考書のように思います。他の多くの楽器メーカーが置かれている状況も、この内容から少なからず感じ取ることができるように思います。
先日の、本と同様、ここにも楽器の将来を憂う人がいたなぁ、と言うのが、一番の読後の感想です。
この方の工房にも一度行ってみたい、と思いました。
PS.著者の姓「磻田」について、Amazonでは「磻」の字が化けていますが、アフィリエイト内の文字についても、このBlogでは「磻」と修正し表示しています。